『自分軸で生きる』の本当の在り方

心の羅針盤

『他人軸から抜け出して、自分軸で生きましょう』
自己啓発等でよく見かける言葉ですよね。

自分軸で生きるということは、周りの意見や価値観に振り回されず、自分の価値観や信念に基づいて行動し、自分自身を大切にする生き方です。


自分軸で生きると、

自分の心に従い、自分の心に正直に行動することで、心にたまるモヤモヤや葛藤が減り、ストレスが軽減されたり

自分の決断に基づいて行動するため、後から「ああすればよかった」という後悔が少なくなります。

また、自分自身の考えを尊重し、行動に移すことで、自己肯定感が高まり、自分らしい生き方ができたり、


他人に依存せず、自立した人間関係を築けるようになったり、自分の心に従って生きているという実感から、心の安定を得られたりします。

皆さんはどうなんだろう?私は、ある時期から、すっかり『自分』というものを見失っていました。

幼少の頃には確かにあった『自分』が、「世間一般的」な風習や概念、家族の期待に応えること、学校での経験等を経て、ある軸だけを残して、すべて混沌とした世界に消えてしまいました。

『自分はなぜ生まれてきたのか』
『自分が生きている意味は』
『この世界はどうしてこんな世界なのか』

自分はエンパスかもしれない、(ライトワーカーかもしれない)等、『なんだか周囲と違う自分』という認識を持ちながら生きてきた人は特に、ある時期『自分軸』を見失い混沌の中で生きてきたのではないでしょうか。

そして、『自分とはなんなのか』を思い出すために、自分探しの旅に没入し、宗教的な世界や、さまざまなスピリチュアルの世界に自分の存在意義を求めさまよい、より深い迷宮に迷い込むか、新たな『誰かの定義した』価値観を自分のものとして偽装して、『これが自分』と生きているかもしれません。

自分軸で生きるとは、
自分の『考え』『価値観』『気持ち』等に気づき、尊重し『自分の心に正直に』『自分らしく』生きていくこと。

それにより、『他人の意見』や『存在』も尊重しながら』生きていくこと。

『自分軸』で生きようとするとき、本当の意味で『自分自身』と向き合わないといけません。

自分の価値観、倫理観、思い込み、思考の癖、感情との同一化、感情の引き金になる出来事、頭の中のおしゃべり、、、外の出来事をきっかけに自分の内側に湧き上がるすべてのものを注意深く観察すること。

外側から、『こうである』『こうある、こうするべきである』と刷り込まれた価値観や概念を、一度、すべて剥ぎ取って脱ぎ捨てていくこと。

そのためには、内観と瞑想は必須になります。

『自分軸で生きる』という言葉は、時に重く苦しいものに感じられるかもしれません。


特に、自分自身を見失っている状態では、その言葉は遠く離れた理想のように思えるでしょう。


だからといって、きちんと自分自身と向き合うことなく、スピリチュアル等の世界によく存在しているような『設定』に傾倒してしまうと、本来の自分を思い出すことも取り戻すことも、より、困難になります。

自分自身を見つける過程では、人によっては、ずっと目を背けてきた過去の出来事と向き合わないといけないこともあります。

そのことにより、過去の痛みを追体験してしまうこともあります。

自分を自分で癒やしたり、認めたり、受け入れたり、許したり…
外に求めていたすべてを、最終的には自分で行わないといけません。

幸せも、愛も、外側にはないんだと、自分自身の内側に『愛』も『幸せ』もすでにあるんだと、信じてその種を、自分自身を、あなたの言霊で満たしてあげてください。

そして、本当の意味の『自分軸』で、自分らしく生きていきましょう。

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